キーコッコの余韻が全然冷めやらないので徒然に書き連ねていきたい。
本当はMCで言いたかったことが沢山あって。あんだけ喋ってても全然物足りないくらい色々あったの。だからセトリ順で色々書いてく。
①My Funny Valentine
MCでも言った通り、100年先でも自信を持って「世界中の音楽の中で一番好きな曲だ」と言えてしまうくらい好きな曲。それもChet Bakerのテイクが。
Chet Bakerのこともみなさんご存知の通り本当に好き。どのくらい好きかって、「Chet Bakerが亡くなってて良かった」と思えてしまうくらい。生きてたら私今頃あの人のことを追いかけてアメリカでもイタリアでもどこへでも行ってしまうし、同じタバコ、同じドラッグを吸ってしまっていたかもしれない。本当にそのくらい好きなの。
そのくらい好きな人が好きな歌を私も好きでずっとずっとやりたかったし、やるならあのメンバーとでしか有り得ないと思った。別にみんなバラードが好きとかChet Bakerが好きとかでは全然ないけど、私のやりたいこと全部反映してくれるのはあのバックの人達だけだと思ったから、メンバーが決まった時点でやることを決めた曲でした。
ベースラインもほぼ完コピさせたし(本当にごめん、理想どおりの最高のラインでした)、終わり方も「普通のバラード」っぽくない要求して叶えてもらった。倍テンの位置やソロの位置も「普通のバラード」にだけはしたくなくてこだわって決めた。
Chet BakerのたくさんのテイクをRemixしてアレンジした私のMy Funny Valentineでした。
OBさんや先輩からも「My Funny Valentineめちゃくちゃ良かった」ってたくさん言ってもらえて本当に嬉しかった。でも本当はもっといいソロ吹きたかったのでそこが悔しい。悔しさをバネにもう1回、もあるかもしれないけど、今のところもう一生本番でやろうとは思ってない。ほかの人たちとこれ以上いい演奏をできる気がしないので。
とても大切な思い出になりました。感謝しかない。
②Coming Home
この曲の説明を大幅に省いてしまったんだけど、これピアノの人が出してくれた曲なのよね。私が出した訳じゃなくて。でももともとJustin Kauflinもこの曲もめちゃくちゃ好きだったし、ほかのメンバーもすぐ「やりたい」と言ってくれて、やることが即決まった曲です。
ただ、正直難しすぎて途中で変えようか迷った。そもそも音源ギターカルテットだからトロンボーンで合うかもわかんないし...というふうに。でも結果、やって良かったなーって思ってます。
これ自己肯定感低すぎなのかもしれないけど、バックの人達が本当に素晴らしすぎて、なんならトリオでやる枠1個作ってもいいんじゃ...?って思ってたくらい自分いらないなーと思ってて、その中であの素敵なバックの人達の良さを全面に出せる曲ってこれくらいしかないなーって。今回やった4曲の中だとダントツでコンテンだし。本当にやって良かった。
③Peri's Scope
ずっとずっと好きだった曲。でも最初からやる予定じゃなくて、もともとStella By Starlightを3拍子でやる予定だったんだけど、最初のバンド練で「なんか違うなー」ってなって、なんかいい曲ないかなってすたぼんペラペラしてたらたまたま目にスっと入ってきた曲。「んーこれ微妙。んーーこれ違うな〜〜」ってやってる中でスっと「これじゃん」ってなった曲。しかもこれにしたおかげでセトリが一気にバチッとハマった。
さらにこの曲に決まって次のバンド練で既にキメが一発で合うっていう。何の心配も要らなかった。すごいの本当に。
Bill EvansもChet Bakerと同じで高校生からずっと好きだったアーティストで、私の性癖グイグイ歪めてった人なので、今回やれて良かった。
④K-4 Pacific
これは割と最近好きになった曲なんだけど、ドラムの人にこの曲キーコッコでやりたいと思ってるって言ったら「これやるならバンド乗りたい」と言ってくれて、それがきっかけであのバンドでまた出ることになった、という曲です。まぁもともと今年も組む予定ではあったんだけど、後押しになったよね。
3拍子が好き、変拍子も好き、モードが好き、という私にとってもう最高の曲でした。全然出来なかったけど!全然出来なかったけど!!!悔しい。でも最高なピアノソロとドラムオープンが聞けたのでそれは嬉しかったな。
去年もこのバンドでImpressionsやって本当にボロボロで、今年こそモーダルでアップテンポなソロ吹けるようになるって頑張ったけどやっぱり難しかった。ただでさえ速いの苦手なので余計に。悔しいな〜でもモードの曲は世の中に溢れているので卒業までにガンガン吹けるようになりたいな。自分の今1番の目標かもしれない。
ほかにも3管楽しかったとか、1年バンドで全然基礎が身についてないことがわかったのでど反省とか色々あるけど、やっぱ自分のリーダーが1番力入れてたし1番好きなセトリだったからそればっかり書いちゃうね。
もうあのメンバーとやるの無いんだなーってすごく虚脱感がすごい(日本語)から新しいバンドとか今あんまり考えられないけど、やっぱりカルテットという編成が好きな以上ちゃんとしっかり考えていかなきゃなーって思う。同時にライトに色々な人とバンド組んでみたいなーとも思ってるので合宿とかの機会かな。
キーコッコ本当に楽しかった!!切り替えていく人がそろそろ増えてきていると思うけど私はもう少しロスを楽しむことにします。