徒然。

理想と現実と

返すがS

「会話」が苦手だ。

と言うと、もう誰も話しかけてくれなくなっちゃいそうなのだが、初めに言っておくとこれは全くもって字面通りの意味ではない。

いや、苦手っていえば苦手なんだけど…。私が苦手なのは会話を楽しんでいるその瞬間ではなく、「あ、この会話どこで切ろう」って思ってしまうその瞬間なのだ。

いや、厳密に言えば会話を終わらせたくはない。話すことなんて(その話題が適しているかは置いておいて)探せばいくらでもある。

ただ、うーん、説明が難しいんだけど、こう、「貴方(任意の相手)と会話すること」は楽しいのに、その内容の落としどころやキリどころがわからずなんとなくの引き伸ばしを始めた時、その瞬間が本当に苦手だ。

いっその事、突き放して「だよねー!~完~」からの次回作にご期待ください的沈黙に持って行きたい。でもあまりにも急な強制終了は唐突だし、かといって引き伸ばしにも無理がある。というか無理なのだ😭MPを削りながら無理矢理な繋げ方をして結局微妙な空気を作ってしまうのだ。「てかさ、」って他の話題出したら興味無さそうみたいな意思表示になっちゃいそうで怖いし。

ごめんなさい、本当に興味無い訳では無いの。ただその会話を続けられるウィットと知識が無いの!!!

自分自身、会話が続かないような中身しか持ち合わせていないことを自覚しているし、だからこそTwitterでの「いいね!」はめちゃくちゃ便利なんだ。誰かの言ってることにわざわざ返信せずとも(会話せずとも)好意を示せるなんて!!素晴らしき機能。そして自分が「相手」の反応を見ながら何か言う必要が無いこと。これも素晴らしい。

こんだけ苦手と言っていても、本当は永遠にポンポンテンポよくキャッチボールしていたい。本当は気の利いた返しを常にしたい。人の話はだいたい面白いしそれを本当はもっと聞いてたい。

でも誰かと私とのキャッチボールは、私がその人に上手く投げ返せなかったボールが地面にバウンドして、最初のうちはよくぴょんぴょんとはねているボールがそのうち勢いをなくして気付いたら転がる気力すら残ってないような、そんな感覚があって嫌だ。特に投げ返せなかったと気付いたら瞬間が嫌だ。あー、これ、今はバウンドしてるけどそのうち止まるやつだって思いながらただボールを見つめているだけのこの感覚が嫌だ。嫌いだ。苦手だ。

 

私の言う会話への忌避感は自分自身に対する嫌悪感がどんどん溜まるからであって、人との会話が面白くないから嫌いとか、そういうわけでは本当にないのだ。その会話にちゃんと乗れてる時は本当に楽しいし満足感もある。というか人が何かを語っているのは本当に好きなのだ。だからこれからもみんなの話は聞きたい。会話下手だけどよろしくね。

こんなんで社会人、やって行けるか不安です。